2階リビングの家は売れない？メリットとデメリットを徹底解説！

近年人気の2階リビング。

日当たりもよく、リビング続きのベランダやデッキが広く使えるため人気の間取りとなっていますが、「2階リビングを建ててもし売却することになったら、売れないんじゃないか」という疑問を持たれる人も多いと思います。

本記事では、2階リビングのメリットデメリットから、本当に売れないのかを考察し、記載しています。

2階リビングの家の特徴

2階リビングの家は、その名の通り、リビングやダイニング、キッチンなどの居住スペースを2階に配置した住宅のことです。

最近では、インスタグラムなどのSNSで話題となっており、注目を集めています。

2階リビングを選ぶのはなぜか。2階リビングの家のメリットは以下の通りです。

開放感と眺望

2階リビングは、1階に比べて周囲の景色が良く見えるため、開放感があります。

特に旗竿地など家に囲まれたところでは、2階リビングのメリットを大きく享受できるでしょう。

眺望も良いことから、心地よいリビング空間を実現できるのがメリットです。

プライバシーの確保

1階から見通せない2階リビングでは、プライバシーが確保されます。

人がよく通る道路沿いにある家であれば、通行人の目が気になりますよね。

2階リビングであれば、窓から外を見られる心配が少なく、安心してくつろげる空間を作ることができます。

ベランダとひとつなぎの空間が持てる

2階リビングは、ベランダとひとつながりの空間を作りやすいのが大きなメリットです。

仮に1階リビングで2階のベランダを広くした場合、1階リビングの日当たりが悪くなったり、そもそも2階ベランダってあまり使わない、と言うことになりがち。

2階リビング＋ベランダであれば、眺望が良いことや日当たりがいいことから、リビングからすぐにベランダにでられて、天気のいい日や気候のいい日は外でゆったり過ごすこともできます。

売れないと言われる2階リビングの家のデメリットとは？

一方で、2階リビングの家にはデメリットも存在します。ここでは、売れないと言われる理由をご紹介します。

階段の利用頻度が高くなる

リビングやダイニング、キッチンが2階にあるため、家族が日常的に階段を利用することになります。

これが足腰への負担や高齢者や小さな子どもへの安全性の懸念となります。

今は若いから良いかもしれませんが、長く住む事を考えると歳を重ねるごとに上り下りが辛くなってきます．

荷物の運搬が大変

買い物や家事をする際、重たい荷物を2階まで運ばなければならないことがデメリットとして挙げられます。

またゴミ出しも毎回1階まで降りる必要があったり、郵便や配達があった際も毎回1階に降りる必要が出てきます。

売却時の対象者が限定される

2階リビングの家は、一般的な間取りとは異なるため、購入を検討する人が限られます。

基本的には特殊な家よりも一般的な家とされる間取りの方が購入者層としては多く、逆は少ないため、2階リビングの場合は売却時に市場性が低くなる可能性があります。

2階リビングの家の将来性を高める方法について

2階リビングの家を建てる際には、将来の売却時におけるポイントも押さえておくことが重要です。以下に、売却時に有利に働くポイントをご紹介します。

設計の工夫

2階リビングの家でも、設計次第で売却しやすい住宅にすることが可能です。

例えば、バリアフリーを意識した設計や、将来的に1階をリビングにするような間取りにする（1階の部屋割りを極力減らす）ことで、幅広い層に対応できます。

独自性と魅力をアピール

2階リビングの家は、独自性があります。その魅力を最大限にアピールすることで、購入者の心をつかむことができます。

先ほども記載した通り、眺望やプライバシーの確保、高いデザイン性など、2階リビングならではの魅力を前面に押し出すことが重要です。

注文住宅で2階リビングを検討中のかたへ。選ぶべきポイントを紹介

注文住宅で2階リビングを検討中の方に、選ぶべきポイントを紹介します。

敷地条件との相性

2階リビングは、敷地条件によっては大変有効な選択です。例えば、狭小地や周囲の建物が密集している場合、2階リビングにすることで開放感を得られることがあります。

ライフスタイルとのマッチング

自分たちのライフスタイルと2階リビングが合致しているかどうかを考慮してください。例えば、自然光や眺望を重視する方、プライバシーを大切にしたい方には2階リビングが適しています。

2階リビングの家における成功例と失敗例について比較

2階リビングの家には成功例と失敗例が存在します。それぞれの特徴を比較し、どのような要素が成功につながるのかを見ていきましょう。

成功例

• 設計に工夫が施されている
• 2階リビングならではのメリットを活かした生活スタイルの実現
• 高いデザイン性や機能性が両立している
• 周囲の環境にマッチした間取りや設計がされている

失敗例

• 設計上の問題や機能性の欠如がある
• 階段の負担が大きく、家族のライフスタイルに適合していない
• 売却時に市場性が低く、購入者が限定される

このように、成功した2階リビングの家は設計や機能性に優れ、自分たちの生活スタイルにマッチしたものが多くあります。一方、失敗例では設計や機能性に問題があり、家族の生活スタイルに適合しないことが多いです。

2階リビングの家を選ぶべきか、他の間取りを選ぶべきかの判断基準

最後に、2階リビングの家を選ぶべきか、他の間取りを選ぶべきかの判断基準をお伝えします。

1. 敷地条件や周囲の環境が2階リビングに適しているか
2. 自分たちのライフスタイルや価値観に合ったものか
3. 将来的な売却時にも市場性があると考えられるか
4. 設計や機能性に問題がないか

これらの基準をもとに、2階リビングの家が自分たちに適した選択かどうか検討してみてください。

まとめ：2階リビングの家を建てる前に知っておくべきこと

2階リビングの家は、メリットとデメリットがはっきりとした住宅スタイルです。

自分たちのライフスタイルや敷地条件、将来の売却を考慮して、2階リビングの家が適切かどうか判断しましょう。成功例と失敗例を参考にしながら、最適な間取りと設計を選んでください。