「自分で間取りをデザインしてみたいけど、どうやれば良いのかわからない。」
家づくりを初めて実施する人は、皆この悩みに直面します。
土地を購入する前に間取りをイメージしたい人、土地を購入して具体的な間取りの検討にはいる人など、様々な方が「間取りを自分でシミュレーションしたい!」と思っています。
この記事では、無料の間取りシミュレーションができるサイト、アプリを5つご紹介しています。
お金をかけずに自分の理想の家を実現するためのテクニックや、よくある間取りの悩みを解決するアイデアが豊富なツールをご紹介します。
⚠️家づくりをする際の注意点⚠️
家づくりで最も注意すべきは、ハウスメーカーの提示した間取りを信じきってしまう事。最悪、使い勝手の悪い家になり数十年の後悔をする羽目になります。
タウンライフは複数のハウスメーカーの間取りプランが無料でもらえるサイトですが、ここで作ったシミュレーションの結果と比較した上で、間取りを決めることをおすすめします。
<参考:タウンライフ公式サイト>
間取りシミュレーションとは?
間取りシミュレーションとは、コンピューター上で部屋の配置や家具のレイアウトなどを試行錯誤することができるツールのことです。
方法としては、サイトを利用するタイプのものから、スマホアプリを利用するものなど様々。
この記事では、無料で利用できる間取りシミュレーションツールを紹介し、理想の住空間をデザインする方法を解説していきます。
なぜ間取りシミュレーションが重要なのか?
間取りシミュレーションを行うことで、実際に住み始めてから気付く問題や、住み心地の悪さを事前に発見・改善することができます。
また、リフォームや新築の際の設計図作成にも役立ちます。
おすすめの無料間取りシミュレーションツール
タウンライフ
タウンライフは、実際にハウスメーカーの設計士が間取りを無料で作成してくれるサイトです。
本サイトがすごいのは、複数のハウスメーカーが間取り作成をしてくれるので、複数案のプロの間取りを比較できるところ。
実際の間取りを見て理想の生活が想像できるのがメリットです。
さらに本サイトはプロが間取りを作ってくれるにもかかわらず無料というのが驚き。
一度はここで間取りを作成しておかないと損です。
間取りTouch+(間取りタッチプラス)
間取りTouch+は、設備などのパーツを配置するだけで簡単に間取りが作成できるスマホアプリです。
本アプリは簡単に間取りが作成できるのはもちろんのこと、画像で出力可能な点が◎。
自分で作成した間取りを印刷してハウスメーカーに検討してもらうことが簡単にできるため、理想の間取りに対するすり合わせがしやすいのがメリットです。
間取りTouch+ お部屋のデザインに役立つ図面作成アプリ
Magichour Corporation無料posted withアプリーチ
マイホームクラウド
マイホームクラウドは、クラウド上で利用できる無料の間取りシミュレーションツールです。クラウド上で動くため、パソコンにソフトをインストールする必要もありません。
3Dでレンダリングができ、外観も内観も出来上がりをイメージする事が可能です。
基本は、パソコンで操作する形になりますが、操作は比較的容易です。
他の人が作成した間取りも参考に見れるのが嬉しいですね。
ルームプランナー
ルームプランナーは、間取り+インテリアも配置できる間取りシミュレーションアプリです。
家具も設置できるので、間取りだけでなく実際に住んだ時のイメージを掴むことが可能。
部屋は広く見えても、家具を置くと狭い、と言うケースが多いので、こういうアプリはありがたいですね。
ただ、無料プランだとできることが少なく、完全版を利用するためには有料プランへの加入が必要です。
ルームプランナー:インテリアデザインのための3D間取り図
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せっけい倶楽部
せっけい倶楽部は、PCにダウンロードして使うタイプの住宅間取り作成ソフトです。
間取りの部屋を1ピースと見立てて組み合わせていく、簡単な操作で間取りを完成させる事ができます。
また、家具も設置でき、3D表示もできるのでイメージしやすいのがメリットです。
自分で作るのが難しい場合はサンプル間取りデータも用意されているので、間取り作成初心者にも最適。
間取りシミュレーションの基本テクニック
間取りシミュレーションソフトで間取り作成を行う際に、意識しておくべき点は以下の通りです。
効率的なレイアウトの作成
基本的には、以下を意識した間取り作成を行う事で効率よくレイアウトが作成できます。
- 家具のサイズに合わせた部屋の広さを設定
- 通路や動線をスムーズに確保
- 各部屋の役割を明確に設定し、必要な家具や設備を考慮
必要な部屋をただ配置するだけでは生活しづらい間取りになりがちですが、上記を意識する事で生活しやすい間取りの作成が可能です。
快適な動線の作り方
先述した「導線の確保」については、生活していく上で様々なものがあります。
- 玄関から各部屋へのアクセスを容易に
- キッチン、ダイニング、リビングの配置を考慮
- 階段や廊下の長さや幅に注意
朝起きてから寝るまでの間に行う動作をイメージすることで、どのような導線を確保すると生活がしやすいかがイメージできます。
使いやすい収納スペースの設計
収納スペースの設計も大事な要素です。
- 収納物の量やサイズに合わせたクローゼットや棚の設定
- 各部屋に必要な収納スペースを確保
- 使い勝手を考慮した家具の配置
部屋を狭くするか、デッドスペースを有効活用するか等を検討し、生活における収納の量で後悔しないように間取りを検討しましょう。
照明や通風に配慮したプランニング
土地が決まってからになりますが、日当たりや風通しも重要な要素です。
- 自然光を活用する窓の配置
- 人工照明の位置や種類を適切に設定
- 換気や空調設備を考慮したレイアウト
明るい家、過ごしやすい家は気分も明るくします。3Dプランなどで日当たりなどは確認するようにしましょう。
よくある間取りの悩みと解決策
間取り作成事には、いくつか悩みがあります。
- 部屋が狭い
- 天井が低い
- 部屋が綺麗にとれない
- それぞれの部屋をどこに配置するか(子供部屋、寝室など)
これらを解決する方法について以下で記載します。
狭い空間を広く見せる方法
狭い空間を広く見せる方法は以下の通り。
- 鏡やガラスを使用した家具やインテリアの選択
- 明るい色の壁紙や床材で開放感を演出
- 低い家具を配置し、視線を遮らないデザインに
間取りのシミュレーションでも家具の配置や色の設定等はできるため、色などをつけた家具や床材を設定して確認しておきましょう。
低天井を解消する工夫
構造上、どうしても天井が低くなる場合もあります。
- 天井に明るい色を使用
- 照明を工夫し、天井の高さを感じさせる
- 縦ラインのある家具やインテリアを選ぶ
こうした工夫により、天井が低くても高く見せることができます。
また、吹き抜けを採用するという手段もあります。
部屋の形状に合わせた家具配置
部屋が正方形、長方形に取れない場合や、デッドスペースがどうしても生まれてしまう場合も、工夫する事でスペースの有効活用ができます。
- 角部分を利用した収納家具の選択
- L字型やU字型の家具で空間を有効活用
- オーダーメイド家具で無駄のないレイアウトを実現
工夫ができるところが注文住宅のメリットです。
子供部屋や共用スペースの最適なレイアウト
子供部屋の位置、迷いますよね。
まだ小さいお子さんのいる家庭においては、イメージしづらいかもしれませんが、将来子供が1人で利用する事を計算し、以下の点に気を付けておくと良いでしょう。
- 子供部屋には成長に合わせて変更できる家具を選択
- 共用スペースでは、家族が集まる場所を中心に配置
- プライバシーを確保できる空間作りも重視
間取りシミュレーションを活用した住宅購入のポイント
間取りのシミュレーションをしておくことで、住宅購入の際に有利に働きます。
理由としては、「ハウスメーカーとの意識齟齬を未然に防げる」と言う点。
構造上、間取りが実現できない場合もありますが、希望を伝えておくことで大きくズレない間取りの作成に貢献できるのがシミュレーションです。
理想の間取りを実現するためのコツ
以下、理想の間取りを実現するためのコツです。
- 事前に家族や同居者と話し合って要望を整理
- 現実的な予算や制約を考慮したプラン作成
- 複数の案を作成し、比較検討する
上記を考慮に入れてシミュレーションを行っておきましょう。
プロに相談する際の注意点
シミュレーションした結果は、設計士などのプロに相談しましょう。
その際には以下の点に注意しておくと良いです。
- 自分たちの要望や予算を明確に伝える
- プロの意見や提案も柔軟に受け入れる
- 細かい部分まで確認し、後でトラブルにならないよう注意
予算と間取りのバランスを考慮する方法
間取りシミュレーションは、理想を描きがちですが、どうしても予算上、諦めないといけない部分はでてきます。
- 必要最低限の間取りに絞り、無駄なスペースを削減
- 資金繰りやローン返済を考慮した予算設定
- リフォームの段階で間取りを変更することも視野に入れる
優先度の低い点、優先度の高い点を事前に洗い出しておき、「あの時ああしなければよかった」と後悔しないような家づくりにしましょう。
まとめ
無料の間取りシミュレーションツールを活用しよう
無料の間取りシミュレーションツールを上手く活用することで、理想の住空間をデザインすることができます。
複数のツールを試して、自分に合ったものを見つけましょう。
理想の住空間を実現するためのステップ
間取りシミュレーションを活用し、基本テクニックやよくある悩みの解決策を学ぶことで、理想の住空間を実現するためのステップが整います。
住宅購入やリフォームの際には、予算や制約を考慮しながら、プロともコミュニケーションを取り合いましょう。
最後に、家族や同居者のニーズを大切にして、快適な住環境を実現してください。
この記事では、無料の間取りシミュレーションツールを使って理想の住空間をデザインする方法を紹介しました。様々なツールやテクニックを活用し、自分たちにとって最適な住まいを作り上げていくことが大切です。住まいは人生の大切な舞台ですから、納得のいく空間作りを目指しましょう。
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