注文住宅を検討される際、平屋についても検討される方は多いのではないでしょうか。
近年再注目を集める平屋は魅力的なメリットも多いですが、いくつかのデメリットが存在します。
本記事では、平屋を選ぶ際に注意すべき点について記載していきます。
⚠️平屋の家づくりをする際の注意点⚠️
家づくりで最も注意すべきは、ハウスメーカーの提示した間取りを信じきってしまう事。最悪、使い勝手の悪い家になり数十年の後悔をする羽目になります。
タウンライフは複数のハウスメーカーの間取りプランが無料でもらえるサイトですが、ここで作ったシミュレーションの結果と比較した上で、間取りを決めることをおすすめします。
<参考:タウンライフ公式サイト>
平屋の魅力にもう一度目を向ける
まずはじめに、平屋の魅力を再確認しましょう。
- バリアフリー設計が容易
- 間取りが広々とした開放感
- 小さい子供や高齢者にも安全
- 地震に強い構造
上記は、平屋を検討されている方が感じられるメリットとだいたい同じ感覚かと思います。
省スペースには限界がある
しかし、平屋には「広さ」という観点で限界があります。
敷地面積が小さい場合、建物の広さに制限がかかります。2階建てや3階建ての住宅と比較して、同じ敷地面積でも平屋では部屋数が少なくなる傾向があります。
プライバシーが犠牲になることも
また、平屋の住宅は周囲からの視線を遮るのが難しいため、プライバシーが犠牲になることがあります。特に住宅密集地では、周囲の建物からの視線が気になることがあります。
庭などに洗濯物を干す際は、周りの建物の環境等も気にする必要があります。
立地条件によるデメリット
さらに、立地条件によっては、平屋では十分な採光や通風が得られないことがあります。
高い建物に囲まれた場所や、北向きの敷地では特に注意が必要です。
平屋のコスト面での課題
平屋だとコストが安価のように思われるかもしれませんが、以下のようなコストの課題があります。
敷地面積の問題
平屋では、敷地面積が広くなるため、土地代が高くなります。
例えば、100㎡の土地が1坪あたり30万円の場合、2階建て住宅と比較して平屋の土地代は約1,500万円増加する可能性があります。
今、土地代は高騰していますので、高い土地を購入してしまうと建物にかけることができる金額が少なくなってしまう可能性があります。
建築費用の高さ
さらに、平屋は建築費用が高い傾向があります。
1階分の床面積が広くなるため、基礎工事費や外壁工事費が増加します。
また、バリアフリー設計にはコストがかかることもあります。平屋の建築費用は、2階建て住宅と比較して約10~20%高くなることが一般的です。
地盤沈下や耐久性の問題
平屋は建物の重量が広い範囲に分散されるため、地盤沈下のリスクが高まります。
地盤改良費用が必要になることもあり、これによって建築費用がさらに増加する可能性があります。また、平屋は屋根の面積が広いため、雨漏りのリスクが高くなることがあり、定期的なメンテナンスが欠かせません。
平屋の代替案:2階建てやロフト付き住宅を検討してみよう
平屋のデメリットを考慮して、代替案として2階建てやロフト付き住宅を検討してみましょう。
2階建て住宅のメリット
- 敷地面積を有効活用できる
- プライバシーが確保しやすい
- 立地条件によるデメリットが緩和される
- 建築費用が比較的安い
平屋にはないメリットも、2階建住居にはあります。ご本人やご家族の都合も鑑みて検討してみてください。
ロフト付き住宅の魅力
- 空間を有効活用できる
- 住宅全体の開放感が増す
- 小屋裏収納や趣味のスペースとして活用できる
- プライバシーと開放感を両立できる
ロフト付き住居は、特にお子様のいる家庭におすすめです。
またスペースも有効活用できるため、収納が必要な人には良い選択と言えるでしょう。
平屋を選ぶべき人とやめたほうがいい人の違い
平屋は、以下のような人に向いています。
- 高齢者や車いす利用者がいる家庭
- 地震に対する不安が強い
- 敷地面積が十分にある
一方で、以下のような人は平屋を選ぶのをやめたほうがいいでしょう。
- 土地代や建築費用を抑えたい
- プライバシーを重視する
- 敷地面積が限られている
最終的には、家族構成や予算と相談しながら、平屋が良いかそれ以外が良いかを検討してみてください。
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