小上がり和室は日本の伝統的な空間を楽しむことができるだけでなく、子育て世帯の遊び場としても多くの人に人気があります。
しかし、設置後に後悔しないためには、事前に注意すべきポイントがいくつか存在します。
この記事では、住宅のプロの目線で、後悔しない小上がり和室の設置方法についてわかりやすく解説します。
⚠️家づくりをする際の注意点⚠️
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小上がり和室の魅力と設置時の注意点
小上がり和室は、リラックスできる空間や子どもの遊び場として利用できます。
また、ちょっとした腰掛けスペースにも使えるので、家族の会話の際に座って話したり、用途としてはとても便利なスペースです。
小上がり和室の下には、収納も設けることができるため、子供の遊んだものを入れておくことも可能。
設置時には、家族構成や生活スタイルに合わせたサイズやレイアウトを考慮しましょう。
また、照明や窓などを適切に配置することが重要です。
サイズとレイアウトの最適化
和室のサイズは、使用目的や家族構成によって異なります。
例えば、6畳や8畳の和室はリビングとしても使用できる広さですが、あくまでも小上がりのため、4畳以下でも問題なく使えます。
また小上がりを間仕切りしてしまうことで一つの部屋として扱うことも可能。
サイズやレイアウトをご自身の用途として適切に選ぶことで、後悔しない小上がり和室が実現できます。
照明と換気の計画で快適な空間を実現
小上がり和室には以下の照明が設置可能です。
照明タイプ | 特徴 |
---|---|
天井照明 | 和室の中央に設置し、全体を明るく照らす。シーリングライトやペンダントライトなどが一般的。 |
間接照明 | 壁や家具から反射して柔らかな光を作り出す。和室に適した落ち着いた雰囲気を演出できる。 |
床照明 | 床に置く照明で、和室のコーナーをアクセントとして照らす。アジアンテイストのランプなどがおすすめ。 |
小上がり和室に適した照明は、天井照明や間接照明などがありますが、広さによって天井照明だけで終わらせるというのが一般的。
また、換気の面でも窓をつけることで明るく過ごしやすいスペースとなります。
照明と換気の計画をしっかりと行い、充分な明るさと清潔感を保つことで、快適な和室が実現できます。
収納スペースの効果的活用
小上がり和室の最大のメリットとも言える、収納スペース。
せっかく小上がりにしたのであれば、小上がりの下部分の収納は使わないともったいないです。
特に、大きいものも収めるスペースにできるのが嬉しい点。季節のものなど、あまり使わないものから普段使いの物まで入れることができます。
畳の選択とメンテナンスポイント
畳の種類については大きく分けると以下の通りです。
畳の種類 | 特徴 |
---|---|
い草畳 | 自然素材で、通気性が良く、湿気を吸収しやすい。長持ちするが、価格がやや高め。 |
化学畳 | い草畳に比べて耐久性が高く、価格も手頃。しかし、通気性や湿気吸収性はい草畳に劣る。 |
カーペット畳 | カーペット素材でできた畳。掃除が容易で、アレルギー対策にも有効。ただし、和室の雰囲気にはやや違和感がある。 |
小上がりに使うのであればやはりい草畳が最も良いでしょう。また、縁なし縁ありとありますが、縁なしを選ぶことでよりおしゃれな小上がり和室となります。
畳の素材やデザインは、和室の雰囲気を大きく左右します。
適切な畳を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、美しい和室を持続的に維持できます。
小上がり和室のリノベーション注意点
既存の部屋を小上がり和室にリノベーションする場合、いくつかの注意点があります。
まず、床構造や耐震性を確認し、適切な工事を行うことが重要です。
また、断熱性や遮音性も考慮し、快適な生活空間を実現しましょう。
小上がり和室を後悔しないためのポイント
後悔しない小上がり和室を設置するためには、サイズやレイアウトの選択、照明や換気の計画、床の間や収納スペースの活用、畳の選択とメンテナンス、リノベーション時の注意点などを考慮することが重要です。
これらのポイントに留意しながら、自分に合った小上がり和室を設計・設置しましょう。
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