通常のエアコンや床暖房の代わりとなる選択肢として、最近登場している床下エアコン。全館空調としても導入される工務店は増えてきています。
そんな床下エアコンを導入しようと検討中だけど、「本当に暖かいの?」「直接温めないから寒いんじゃないの?」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
実際入れた結果、後悔してしまう人も。
床下エアコンが寒いと感じる理由や、対策方法、通常のエアコン、床暖房との性能比較など、詳しく解説しています。あなたの住宅に最適な暖房方法を見つける手助けとなるでしょう。ぜひご一読ください。
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家づくりで最も注意すべきは、ハウスメーカーの提示した間取りを信じきってしまう事。最悪、使い勝手の悪い家になり数十年の後悔をする羽目になります。
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<参考:タウンライフ公式サイト>
床下エアコンが後悔する理由
床下エアコンを入れて後悔する理由はやはり「寒い」という理由。
基本的に暖房の代わりに入れることになる床下エアコンですが、寒いと意味がないですよね。
寒いと感じる主な理由は、以下の通りです。
床下空間の断熱性が低い
床下に空気が行くので、床下空間の断熱性が低いと外に空気が逃げてしまいます。
そのため、断熱性が低い床下空間の場合、冬に床下エアコンを使うと寒いと感じる人が多いです。
空調に時間がかかる
床下エアコンは固定の吹き出し口から調節された空気が出るシステム。
そのため、部屋全体が温まったりする時間が通常エアコンよりかかってしまうのが特徴です。
床下エアコンの性能を最大限に引き出す方法
床下エアコンの性能を最大限に引き出す対策は以下の通りです。
- 適切な設定温度を選択する
- 床下空間の断熱性を向上させる
- 窓やドアの隙間を埋める
断熱性を高め、床下エアコンから室内までの空気の熱効率を最大限に引き出すのが必要です。
床下エアコンのデメリット
先述した内容に加えて、床下エアコンには以下のデメリットもあります。
- 維持費が高い場合がある
- 故障時のメンテナンスが難しい
床下にエアコンが設置されていることで、通常のエアコン業者だけでは対応が難しい場合があり、設置した工務店や専門の業者に対応してもらったりする必要があります。
また、その際に通常の故障よりも高い費用が請求されるケースもあります。
通常のエアコンと床下エアコンと床暖房の性能比較
通常エアコンと床下エアコン、さらに床暖房について比較しました。
項目 | 通常エアコン | 床下エアコン | 床暖房 |
---|---|---|---|
暖房効果 | ◯ | ◯ | ◯ |
冷房効果 | ◯ | × | × |
省エネ性能 | △ | ◯ | △ |
快適性 | ◯ | ◯ | ◯ |
温度ムラ | △ | ◯ | △ |
敷設コスト | ◯ | △ | × |
維持費 | △ | △ | ◯ |
床下エアコンは、冬場に効果を発揮します。
暖かい空気は下から上に向かって流れるので、空間全体を温めるのに向いています。
壁掛けエアコンと比較すると、暖房については床下エアコンに軍配があがるでしょう。
床下エアコンと通常エアコンの選び方
以下の条件によって、床下エアコンと通常エアコンを選び分けましょう。
- 省エネ性能が重要な場合 → 床下エアコン
- 冷房効果が重要な場合 → 通常エアコン
- 温度ムラを最小限にしたい場合 → 床下エアコン
特に寒い地域においては、自然な暖かさを得ることができるのが床下エアコンのメリットです。
知っておくべき床下エアコンのメンテナンスポイント
床下エアコンのメンテナンスには以下のポイントが重要です。
- フィルターの定期的な交換・清掃
- 送風口や排気口の掃除
- 床下空間の湿気対策
- 故障時の専門業者への連絡
壁かけのエアコンと比較し、やはりメンテナンスは面倒です。
フィルタの交換も、エアコンが触りにくいような位置にあるとやりづらいですし、故障した場合や経年劣化による本体交換も大変です。
まとめ
床下エアコンが寒いと感じる場合、適切な対策を講じることで性能を最大限に引き出すことが可能です。
また、通常のエアコンと床下エアコンを比較し、自分の住宅やニーズに合った暖房方法を選ぶことが重要です。
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